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定員180名!大きな保育園を支えるチームワーク -レイモンド向日保育園-

 2013年4月に開園した京都府向日市にあるレイモンド向日保育園。定員180名の大きな保育園。5歳児クラス、現在子どもが35名(内一人が加配児)の担任3名。クラスリーダーである大坂奈摘さんは6年目。冨岡秀平さんも同じく6年目。そして山﨑莉菜さんが今年(2018年)から保育士として働かれている、そんな5歳児クラスチームにインタビューしました。

まずは自己紹介とそれぞれの役割みたいなところを聞かせていただけますか?
富岡さん
僕は子どもたちのやりたい気持ちを後押ししたり、時にピリっと緊張感を出したり、というような役割だと思ってます。
大坂さん
私はクラスリーダーということもあり、3人の中で中心的な立場にいます。
山崎さん
私は……補助?
大坂さん
主に私や秀平先生が全体の動きを見る中、莉奈先生には、子ども一人ひとりの事を見てもらい、その子に合わせた配慮をしてもらっています。
山﨑さんが入職時に抱いていた「こんな風にできたら」という思いを教えてください。
山崎さん
当初、身体を動かし楽しく子どもと関わりたい、という思いがありました。秀平先生は運動遊びを積極的に取り組んでおられたり、奈摘先生は音楽、ピアノを得意とされておられたり、そうしたご自分の得意分野を活かしながら保育されている姿を見て、私も得意な事を見つけたいと思うようになりました。
 お二人とは違う分野で見つけられればいいなと考える中で、「造形あそび」という部分がそこにあてはまるのかなと思い、がんばろうと思っているところです。
大坂さん
莉菜先生が見つけた「造形あそび」というのは、3人がなかなか取り組めていない部分なんです。「造形あそび」を通し子どもたちの世界を広げていける人材がいたらいいなと、いつも話していました。
山崎さん
苦手意識があったけど、がんばっていきたいと思います。
大坂さん、冨岡さんは現在、レイモンド向日保育園に来られて何年目ですか?
富岡さん
一緒で6年目です。
6年目の今、お二人の目標を聞かせていただけますか?
富岡さん
目標のひとつに、キャリアアップとして主任になりたいという思いがあり、先日、法人の管理職登用資格試験を受けました。また、同じ檸檬会グループの保育園へ運動遊びのサポートに行けたらという思いもあります。その第一歩として、今年の11月に愛知県のグループ園へ指導に行く事が決まっています。
 主任になると、他のグループ園へ運動遊びの指導に行く事が難しくなると思います。であれば管理職でありながら運動遊びの指導もできる、そんな道(ポジション)があれば進んでみたいなと思っています。
檸檬会には多種多様なポジションがありますものね。
富岡さん
はい。新しい道を作れたら面白いなと思っています。それに加え、母親が心理カウンセラー、メンタルトレーナーをやっているので、そういった部分を母から学び、今後は子どもや保護者への支援が出来ればとも思っています。
今、保育業界全体でそんな人を求めていますよね?いいじゃないですか!
富岡さん
そういった多岐にわたる分野を視野に入れ動いている所です。
大坂さん
正直なところ、レイモンド向日保育園では毎年、辞める職員が少なからず居ります。辞めるということは本人にだけ原因があるのではなく、施設側にも原因はあると思っています。そこを少しでも減らしていきたい。私が施設内のコミュニケーションを円滑にするための潤滑油的な役割を担えたら……と思う反面、自分の担当クラスのことで手がいっぱい。そこまで出来ていないのが現状です。
謙虚に課題を課題として認められてこそ初めて改善につながっていくと思います。今、大坂さんがおっしゃったこと、「自分ひとりじゃできない」と僕には聞こえたんですね。だからチームである必要を感じました。
大坂さん
最近は、日々の保育の中で、私が園長先生に相談があって職員室に行ったり、秀平先生が他のクラスの体育教室に行ったりと、クラスを抜けることがあるんです。そんな時は、莉菜先生がしっかりクラスを守ってくれていますよ。
富岡さん
どうしても新しい人からしんどくなる。そんな時にクラスの雰囲気が悪いと、やっぱり続けたいとは思わない。結局、それが辞める原因にもつながっていたんじゃないかなと思います。だからまずは自分たちのクラスの雰囲気を良くしていこうよっていうのが、僕と奈摘先生の最初の目標でした。
 具体的にこの半年間、莉菜先生には子どもと一緒に遊んでもらい、「保育の仕事って楽しい !」と思ってもらえることを目標に、できるだけ楽しい雰囲気作りを心がけました。彼女もそれに応えるように元気に明るく出勤してきてくれたので、そこは本当に良かったと思います。
 じゃあ次の半年はどうするか。今まで自分たちの姿を見て学んだ事とか、自分が見つけた目標を積極的にやっていって欲しい。これから、この3人がずっと一緒のチームという事はないので、その時その時のそのチームの穴を埋めるような、莉菜先生がチームの足りない部分を補っていってくれれば、その一年が有意義になるんじゃないかなと思います。もちろん穴を埋めるだけでなく、見たことを吸収して、活かしていってもらえれば言うことなしです。

素晴らしいですね!僕も今、一緒に働きたいと思いました。
富岡さん
まずはクラスの雰囲気を良くしようと思っています。
そのコツを教えてもらってもいいですか?
富岡さん
それは、僕らが仲良くすることだと思います。
たしかに。
富岡さん
元々、開園初年度から奈摘先生に良くしてもらっていて。本当に。例えば僕の誕生日を一緒にお祝いしてくれたりとか。
年齢差ってあるんですか?
富岡さん
奈摘先生は僕のひとつ上です。お姉さんみたいな存在で、まさに僕は弟みたいな感じです。
保育経験も違うんですか?
富岡さん
奈摘先生が先輩です。学生の頃の話しになるんですが、僕が実習に行った保育園で、奈摘先生が保育士として働いていたんですよ。ほんとたまたまですけど。
それが、レイモンドに入職したら、「おっ、おる!」みたいな感じで(笑)。
すごい偶然!ちょっと恥ずかしい感じがする。
富岡さん
ほんとに(笑)。
この半年間、良い雰囲気を作る、働くって楽しい、というチーム作りを聞かせていただきました。残りの半年、次のフェーズに向かうチームで山﨑さんはどんな目標を持たれていますか?
山崎さん
あと半年、お二人の背中を見ながら、目の前の事を全力でやろうと思ってます。
大坂さん
莉菜先生はマイペースとは少し違うんですけど、頭で考えてから動かれるんですね。
大事だと思います。言われてそのまま手を動かすだけってのは良くないですよね。
大坂さん
最初の2ヶ月くらいはそれが結構長かったんですよ。多分覚えるのに必死だったんだと思います。でも半年経った莉菜先生は自分の頭で考えて動かれてる姿が見え、「すごい成長したな〜」と思います。
 でも最初は本当に「どうしたんやろ?」と思ったことがあり、思い切って言葉にして聞いてみたんです。「どうした?分からへん?」って聞いたら、「いや、私、考えないと動けないタイプで……」って正直に言ってくれたのがきっかけでした。それ以来、ぼーっとしてるように見えても、「今、考えてるんやな。そっとしておこう」という感じになりました。ただ、「分からなかったら必ず聞いてね」というスタイルで。
お二人の雰囲気づくりのおかげですね!
大坂さん
そうかな(笑)?
あれ?違うのかな?
しかもこれで終わりにしようと思ってたのに、もしかして締まってない?
じゃあ、言い足りない事あったらどうぞ!
富岡さん
どう締めたらいいですか(笑)?
締まってないかな、と思って……どうでしょう……?
富岡さん
じゃあ少しだけ(笑)。今、仲良くし過ぎているところがあり、ルーズになってしまっているところもでてきてると思います。次の半年、チームワークが良くて、かつケジメもあるチームがいいね、と3人でしゃべっていた所でした。そうすることでレイモンド向日保育園全体の人間関係が今よりもっと良くなればいいなと思います。
有難うございます。完璧です。このまま原稿にさせていただきます。
富岡さん
有難うございます(笑)。

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