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「科学する心を育てる」② -レイモンド川崎保育園の取り組み-

前回に引き続き、優良園を受賞されたレイモンド川崎保育園の論文をご紹介いたします。

まず園の紹介をすると、川崎駅から徒歩8分という集合住宅のビル3階に位置しており、園庭はありません。しかし室内で過ごすことが多くならないよう、基本的には「散歩」のように、戸外へ出る活動を日々取り入れています。

子どもが「なんだろう」「知りたい」と、初めて抱いた違和感や発見が、新たな世界の扉を開く最初の鍵だと捉えています。そして、その鍵をただの出来事として通り過ごしていくのか、それともその気持ちに寄り添い「どこのかぎだろうね」「どうやったら開くのかな」と、子どもといっしょに掘り下げていくのかでは、その子自身の知ろうとする意欲やその後の可能性に影響をもたらすのではないかと考えています。

保育者も子どもといっしょに夢中になって楽しむ姿勢、その気持ちが大切であり、それこそが「科学する心」を育む、大切な一歩ではないかと捉え実践してきたことを論文にまとめました。

論文中に登場した活動の一部をご紹介します。
・泡スライム(1〜5歳児)
手が汚れることが苦手な子どもでも感触遊びを楽しめる「泡スライム」。
変化の楽しさや不思議な感触を楽しめるきっかけ作り。
・片栗粉(1〜5歳児)
粉の割合で水の感触が変わっていくという実験。そのほか、小麦粉との違いや重曹とレモン汁を使い泡が発生する実験などで、新しい発見や興味を広げていった。
・変化する色(幼児)
食紅や絵具で色の変化を楽しんできた4歳児クラスは、試験管にバタフライピーを抽出した液とレモン汁で、色が変化する化学反応を楽しんだ。
比率を変えて何度も実験する姿や、表面張力に気が付く姿があった。
・水道(3,4歳児)
「じゃぐちをひねると」という絵本を読んで、実際の蛇口をひねってみるという提案をいた保育者。いつも何気なく使っている水を改めて触って探究していく姿があった。
・ひかり(1〜5歳児)
1歳児の子どもが光と影の存在に気づく。光を触ってみると影になることや、色によって光の色が変わることに気付き、じっくり探究していく姿があった。

 

大人も子どもと一緒にワクワクしながら、身近な科学と触れ合ってきたことがよくわかる論文でした。子どもの気付きにそっと寄り添う保育者の姿も、とても素晴らしいですね。

レイモンド川崎保育園のみなさん、おめでとうございました!

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